また、私たちは、「ひょこむ」を通じて、他人の喜びをわがことのように喜び、他人の悲しみをわがことのように悲しみ、怒りはよりよい社会をつくるバネとし、楽しみは分かち合い、知識は教え合い学び合い、協働することの大切さをあらためて実感した。
今、地域社会では、子育て家庭が孤立したり、若者が社会とつながる力を失ったり、見えないところで、子どもが犠牲になる犯罪が起こったり、危険な場所があったり、いろいろな課題がある。
けれども、震災の経験と教訓に学び、日本的地域ネットワークに学び、地域のつながりを豊かにすることによって乗りきっていこう。
地域団体もNPOも、研究者・専門家も企業も行政も、時には激しく議論もするし、対立することもあるけれども、ひょうごを想う気持ちは同じ。共感をつなぐことによって、参画と協働を進め、ともに新しい地域を創造していこう。
音楽・美術・工芸、心のふるさとともなる歴史、食文化など様々な分野で、地域づくりのキーパーソンやグループ・団体の特色ある取組や素晴らしい資源を見つけ、ゆるやかに繋いでいこう。
そしてこれからも、もっともっとひょこむを使いこなし、改良し、さらに多くの知恵と志をつないで、コミュニティのつながりを豊かにし、生活の質を高め、みんなでひょうごを元気にしよう。そして、新しい社会(2.0)への変革の波を世界に発信していこう。
平成18年12月23日
ひょこむフォーラム参加者一同